ドラマなどでは家族が亡くなったら→葬儀シーン→家の祭壇シーンとテンポよく進んでいきますが、その間には、長くたくさんの決めることがあります。
病院で
私の母は救急車で運ばれて、集中治療室で意識がないまま3日間くらい入院しました。入院した時点で回復はできないといわれていました。2日目の昼間まず看護婦さんに言われたのが「お母さんに着せる洋服と普段使ってるメイク道具を持ってきてくださいと言われました。
亡くなってから看護婦さんが着替えをしてくれ、最後にお化粧をしてくれました。口紅を塗るのを娘さんにと言われ母に紅をさしました。
亡くなった後葬儀会社の手配を行います。葬儀会社の方が病院まで母を迎えに来てくれました。家の近くの葬儀場があいていたので、お任せしました。
家の事情によりますが我が家は一度母を家に連れて帰ることができました。
葬儀の打ち合わせ
家に母を連れて帰ったのも束の間、葬儀の打ち合わせが始まります。
最初に喪主、日程を決めます。喪主は父、日程は暦の関係で亡くなった翌日仮通夜、翌々日通夜、その翌日が葬儀となり、家に2泊することになりました。最近は火葬場が混雑して葬儀の日程が早くなったり遅くなったりするみたいです。火葬場の予約時間を逆算して葬儀の開始時間が決まります。
その後は葬儀の詳細を決めていきます。パッケージされたものが多いですが、祭壇や棺桶、骨壺、遺影の写真枠など決めます。会葬御礼の商品、会葬御礼の文章。通夜振る舞い。葬儀の朝のお斎(おとき)、火葬後の精進落とし。
遺影の写真探しも大事な仕事の一つです。最近は遺影の写真を写真館などで準備する人もいますね。母らしい笑顔のいい写真を見つけて遺影にすることができました。影や洋服の修正などは加工してくれます。隣に兄が映っていて洋服が半分隠れていましたが、きれいに加工されてました。
連絡は忘れずに
亡くなったらまず家族、親族に連絡。仕事をしてるなら会社に連絡。葬儀の日程がわかったら休むスケジュールを連絡。電報やお花、参列などの申し出がある場合もあるので斎場の住所や連絡先、日程を忘れずに伝えましょう。
もちろん亡くなられた個人の友人や会社関係などにも連絡を忘れずに。友人グループなどがあればほかのお友達にお願いするのも一案ですね。
葬儀の際にはお金を扱うので、受付をお願いしないといけません。親族や会社の同僚や後輩にお願いすることが多いと思います。
我が家は父もまだ現役会社員であったので、父の部下、兄の会社の同僚、母の友人が受付をしてくださいました。
我が家は仮通夜は家でお経をあげていただいて、通夜式の日の昼頃斎場に移動しました。
次のお話は通夜のお話に。